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June 15, 2020
Interviewed by Eri Takane

Koichi Sato

アーティスト名 : Koichi Sato / コウイチ サトウ
種類 : ペインター
活動拠点: アメリカ・ニューヨーク

年齢 : 45
性別 : 男
ウェブサイト : @koichis49

DYH: まず初めに、ありきたりな、つまらない質問をさせて下さい。あなたは、あなたのクリエイションを通してどんな主張をしているのですか?
KS: 世に向けてのメッセージは、あまり考えて作品を作ったことはないです。自分が何かから感じた面白いと思うことを表現しています。 ただ、作品で人をハッピーにすることができれば良いなと思います。

DYH: あなたのスタジオでのルーティーンはありますか?週にどのくらい、何時から何時まで制作しているのですか?もしあなたがパートナーやファミリーと一緒に生活しているとしたら、彼らとの折り合いはどうやってつけているのですか?ごめんなさいね、気になるのです。
KS: 特にないですが、スタジオに行って作品を作ることが自分のストレスの解消法にもなっているので楽しむということがルーティン?ですか。

DYH: あなたがパブリックにおいて、プレゼンテイションを行うときに、どのポイントを一番重視して組み立てるのでしょう?
KS: いつもは、そういうことは全く考えたことがないですが、あえていうなら Happy & JoY ですかね笑

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DYH: スタジオで、どうしようもなく落ち込むときに(ありますよね)、あなたが心がけている解決法はありますか?あれば、それは一体何ですか?
KS: 絵を描いていると落ち込みがなくなります笑 コーヒーとチョコレートとラジオからの音楽があれば言うことなしです。 なので晴れた日に午前中から絵を描くことが一番の解決法です。

DYH: ところで、親に「嘘をついたら絶対にダメだよ」と教えられてきましたか?「嘘」をつくことは、本当にいけないことなんでしょうか?
KS: つかないようにしています。 正直に生きることは難しいと思いますが、なるべく嘘をつかないように正直に生きるようにしています。人を傷つけないようにするための嘘は良いのではと思いますが、場合によるのでは。嘘というよりは思いやりではないかと思います。

DYH: いつも自分に正直に生きることは、果たして、本当に大切なんでしょうかね?
KS: 大切だと思いますが、これも時と場合によるのではと思います。人を傷つけてまで正直に生きることが正しいかどうかはわかりません。僕は、譲れないところとどうでも良いところを理解して臨機応変に正直に生きて行けば良いのではと思います。

DYH: 初対面で、こんな質問よくありますよね。「あなたは何をしているの?なるほど、アーティストですか。じゃあ、どんなアートなの?」立ち話程度の時に、あなたのいつもの答えはどういうものですか?アート・コミュニティの人たち、もしくはそうでない人たちなど、人によって答えを変えますか?つまり、あなたは自分をいつもどういう風に定義しているのでしょう。
KS: アーティストって何って自分でもよくわからないので、僕は絵を描いていると伝えます。僕はアートをきちんと勉強したことないのでアートとはとかアーティストととしてとかは上手く語れません。絵を描いているということしかしていないので。 そうするとアートをやっている人でなくてもわかってくれるのでは。

DYH: 「アートは全ての人に開かれたものであるべき」という、このアティテュードについて、どう思いますか?
KS: 閉じているとも思えないので開かれているのでは。“あるべき”という言い方が違和感を感じますが。僕がほとんど行かないということもあるのですが、僕の周りで作品作っていないけど、僕よりギャラリーや美術館に頻繁に行っていたりするので、すでに開かれているし。

DYH: 日本人としてNYCでアーティストとして活動することは、どんな影響を作品に与えるんでしょう?
KS: 僕は東京出身で 子供の頃から漫画やアニメ、アメリカのカルチャーなんかも色々入ってきていました。日本のカルチャーと西洋カルチャーがごちゃごちゃになって僕の身になっているんですかね笑。それが今でもどこかで作品に影響を与えているのではと思います。

DYH: 日本人特有の、「マインドに自動的に刷り込まれた西洋文化への憧れ」については、どう思っていますか?そしてそれはクリエイションにどう影響するのでしょう。。。ちょっと待って。これって既に年寄りのアイディアでしょうか。最近の若い世代はそんな「憧れ」なんてものは既に無いのでしょうね。
KS: 僕らの世代(昭和49年あたりの人たちは、)は情報が雑誌とかクラブとかお店のかっこいいお兄さんとかしかなかったので 自分で探すしかなかったんで、ものすごく憧れていましたし、完全に刷り込まれていました笑 ただ、NYに住んでみて、政治的にもカルチャー的にも憧れはなくなりました。嫌なところもたくさん見えるようになるし、憧れと現実は違うということを認識せざるを得なかったです。結局西洋かぶれのメディアの情報を刷り込まれていたのかと思います。
メディアに対してもアメリカと日本と両方の情報も得られるということは両方を比較もできるわけなので、日本出身というアドバンテージかもしれません。とにかくメディア(SNSを含む)に対して疑問を持つ、いくつかのソースを読んで、自分の頭で判断していくということが身についたとおもいます、またアメリカにいるとどうしても、ヨーロッパや中東、南米なども情報も入ってきます。そういう意味では、クリエーションも潜在的には広がっているのかもしれません。

DYH: ヴィジュアル・アーティストとして、言葉で作品を説明することに対してのジレンマはありますか?
KS: 説明することへのジレンマは全くないですが、 言葉足らずだし、うまく説明できないというジレンマはあります。

DYH: 今、2020年を生きるコンテンポラリー・アーティストとして明確なゴールはありますか?そして、そもそも実は、ゴールなんてものはアーティスト(あなた)にとって、必要なのでしょうか?
KS: ゴールはないです! そして僕自身はいらないと思います。 もちろんショーがあればそのためにテーマを考えたり またそのテーマを壊したりしまスが、基本的には自分の目の前の作品を作るだけです。 基本的に不器用なので、一枚終わってから次に進むという感じです。

DYH: 失礼な質問でないことを祈ります。どうでしょう。あなたが死んだのちに、あなたの作品はどのように評価されるべきでしょうか?そもそも自分が死んだのちの評価なんてあなたは気にするのでしょうか?
KS: 誰かが持っていてくれたら嬉しいなと思いますが、評価はどうでも良いです。こんなアーティストがいて、こんなの描いていたんだなーと笑ってもらえたらいいですね!

DYH: 例えばJerry Saltzは「Destroy your envy(自分の妬みをぶち壊せ)」なんて言っていますよね。そもそも、自分と他人とを比べることは、自身のクリエイションに深く関係していますか?
KS: 僕は、芸大で絵を勉強したことがないので、他のアーティストの技術には常に驚いて、自信を失います。なので 人の作品をあまり見ないというのが僕の解決策です。またこれは僕のメンターである五木田智央画伯からぽろっと出た言葉でもあるのでそれを座右の銘としています。僕のあるアーティストの友人で、あまり他人のアートに興味ないし、アートにもあまり興味がないし、とにかくクラフトマンシップが無いという人がいて、その人のおかげで僕もかなり楽になりました。 僕にはそのスタンスが心地よいです。

DYH: アーティストとして、今僕らが生きているこの社会と、どのように関わっていこうとしていますか?
KS: アーティストとしてかどうかはわからないですが、まずは人として、人に迷惑かけずに、自分ができる範囲で社会に貢献できれば良いかなと思います。

DYH: ここ何年かで体験した、強烈なインパクトを受けたアート/音楽/カルチャー/etcがあれば、教えて下さい。何でもいいですよ。
KS: 最近 頂いた漫画の火の鳥を再度読み直したんですが、心が持っていかれそうになりました。 僕らが今直面していることのそのままを再現したかのような漫画です。正直 希望というものがこれからあるのかなと思ってしまいました。人間はどう生きるべきかということを考えさせられました。エンターテイメントというか哲学に近いので再度インパクトを受けた漫画でした!

DYH: あなたが今まで生きてきた人生の中で、ダントツに一番不味かった食べ物は何ですか?教えて下さい。差し支えなければそのストーリーも一緒に。
KS: ―――――――

DYH: もし、一箇所だけ自分の体を好きに、自由に変えれるとしたら、どこをどう変えますか?
KS: 股関節が硬いので柔らかくなりたいです。

DYH: このインタビューはどうでしたか?ダラダラと色々聞いてしまってごめんなさいね。そして何か最後に言っておきたい事があれば、何でもどうぞ。
KS: 自分を客観的に問うのは難しいけど、面白かったです笑 

DYH: あっ!すいません。最後に、これだけ質問させて下さい。もし必ずどちらかを選ばないといけないとしたら、どちらでしょう?
「一年に一作品しか作らないアーティスト。だけどその一作品がものすごいマスターピース」
 or 
「365日毎日一作品づつ作り続けるアーティスト。良い作品もそうでない作品もそこにはある」

KS: 飽きっぽいので、365日毎日一作品づつ作り続けるアーティスト

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June 15, 2020
Interviewed by Eri Takane

Koichi Sato

Artist name : Koichi Sato
What kind of artist : painter
Based in: NYC, USA

Age (optional) : 45
Pronouns : he/him/his
Website/instagram/facebook/etc… : @koichis49

DYH: Thank you for your time today (Stop biting your nails). Ok great,
Ordinary can be good right? I’d love to start off with a boring question. What are you trying to express through your creative work?
KS: I don’t really make my pieces thinking about sending a message to the world. I try to express things that I find interesting. However, I do wish my artworks can make people happy.

DYH: Do you have a certain routine/regimen you follow in your studio? What time do you start and end? How often are you in the studio? If you live with your partner or family, how do you work around each others’ schedules? Apologies if I seem intrusive, I’m quite curious.
KS: Nothing in particular. I guess going to the studio to make my pieces is a way to relieve stress. So I guess you can call that a routine?

DYH: When you make a presentation to the public, what kind of things do you feel are most important in building your presentation?
KS: I never really think about that usually. But I guess if I had to answer the question, it’d be “happy” and “joy” (laughs).

DYH: When/if you find yourself in a crappy mood in the studio (whether we like it or not don’t we all know this feeling…), do you have any silver bullet solutions to get yourself out of the funk? If so, please elaborate.
KS: My sadness disappears when I paint (laughs). As long as I have coffee, chocolate, and music from the radio I’m all set. In other words, my solution is to start painting from the morning on a sunny day.

DYH: Did your parents ever teach you to “never ever lie”? Come to think of it…is the act of lying actually a bad thing?
KS: I try not to lie. I’m sure it’s difficult to live an honest life, but nevertheless I try to live an honest life and not lie often. It depends, but a lie told to not hurt someone might be considered okay. But I guess that’d be more like compassion rather than a lie.

DYH: Ultimately, is it really truly important to live honestly with oneself?
KS: I think it’s important, but again it depends on the circumstance. I don’t think it’s right to live honestly if that means you are hurting people. For what it’s worth, I think you should judge each situation by its merits and live honestly as possible while being flexible at the same time.

DYH: Do you find yourself having exchanges like this? “What do you do? Ah I see, an artist eh? So, what kind of art?” What is your standard response to a witless inquiry like this? Do you tailor your response depending on whether or not the questioner is from the art community or not? In other words, please tell us how you usually define yourself.
KS: Someone can tell me they are an artist, and I wouldn’t really understand. So, I tell them I paint. I’ve never studied art formally so I can’t really speak to what art is or how an artist should be. The only thing I do is paint. Perhaps saying it like this will help me be understood by those who are not in the arts.

DYH: “Art should be open/accessible to everybody” — if you have any thoughts about this attitude, please share.
KS: I don’t necessarily think it is closed. The word “should be” is slightly chaffing to me though. Although I personally don’t go much, I’ve got people around me that go to galleries or museums a lot even when they don’t make art. So I think it’s quite open.

DYH: As a Japanese artist based in NYC, does this effect any of your creation sometimes?
KS: I am from Tokyo and loved anime and manga from a young age. American culture was also a big part of my upbringing. Perhaps the Western and Japanese culture influences have become mixed in me (laughs). And I think that that’s something that is continuing to influence my works.

DYH: The Japanese have a sort of ingrained unique fetishism towards Western culture. Do you have any thoughts about this? If so, does it affect your creative output in any way? Wait, is this a dated idea? younger generation never have any fetishism anymore, probably?
KS:  For those of us born around the mid 70s, we only had magazines or clubs or stores where the cool dude worked, so we had to look up things on our own. Definitely thought (Western culture) was really cool and I’m pretty certain it left a big impression on me (laughs). However, once I started living in NY, I stopped pining for the politics and culture. I started to see the ugly side of things and had to come to terms with how things in real life are different from what the ideal picture you have in your mind. Ultimately I think I was a product of the media that only fed us  the good parts of Western culture. 
Being able to process information from both Japan and the US has its advantages, especially regarding media. So I think this is an advantage for someone born in Japan like myself. I really was able to cultivate the skill of having independent thoughts, reading multiple sources, and fundamentally viewing everything in the media (including SNS) with a grain of salt.

DYH: As a visual artist, do you ever find yourself in a pickle when you have to explain your work through words?
KS: I don’t have any qualms about explaining things, but I’m not the best with words so I do find myself in dilemmas due to not being able to explain things well.

DYH: As a contemporary artist living in the year 2020, do you have any goals? Moreover, do you even think a goal is necessary for you as an artist
KS: I have no goals! And for me personally, it’s not necessary. Of course, if there is a show I’ll think of a theme for it. And while I’d also break the theme, fundamentally I only work on the piece that is right in front of me. I’m not a good multitasker so I move on to the next thing only when I finish with one piece.

DYH: I hope that you don’t think this question is rude. After your death, how do you think your works should be treated? Or are you not concerned with posthumous judgement?
KS: I’d be really happy if somebody owned my piece, but I could care less about the judgement. If my piece can elicit a “Wow I didn’t know about this artist!” along with a smile from the viewer, that’d be great! (laughs)

DYH: Jerry Saltz likes to say “destroy your envy”. Does the act of comparing yourself to others play a part in your creative output?
KS: Since I never studied art in school, I am always surprised by other artists and I lose confidence often. So the solution to that is to not view other people’s works. This is something my mentor Tomoo Gokita mentioned in passing and it’s become one of the words I live by. I have a certain artist friend. This friend is not interested in others’ art nor is interested in art itself, and really doesn’t have any craftsmanship. Seeing this mentality in action has helped me lighten the load on myself. This kind of stance suits me really well. 

DYH: What are your thoughts about how best to interact with the society we live in now?
KS: Not sure about what it means as an artist, but I think as a person it’s important to not inconvenience others, and to try to contribute to society in the best way that I can.

DYH: Is there any art/music/culture/etc that left a big impression on you in the past few years, could you please elaborate? It could be anything.
KS: I’ve been rereading the manga Phoenix, and it’s really taken me to another place. I really felt like there is hope even in this situation. It made me think about what it means for people to live. I know it’s entertainment but it’s closer to being a philosophy. It left a big impression on me again!

DYH: Please describe what the most disgusting food you’ve ever eaten was. We’d love a story with that too, if you are able to share.
KS: ―――――――

DYH: If you could change one thing about your body, what would you change and why? 
KS: My hips are stiff so it’d be great if they were more flexible.

DYH: What did you think of this interview? Apologies if the questions were meandering. If there are any last thoughts you’d like to leave with, please go ahead.
KS: It’s hard to view yourself objectively, but it was fun (laughs).

DYH: Last but not least! If you had to choose from the following, what would it be? 
“An artist that makes one masterpiece every year”
or
“An artist that creates a work everyday but with widely varying degrees of excellence”
KS: I bore easily, so I’d go with an artist that makes works everyday for 365 days.

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